日光

植物が育つのに日光は必要不可欠です。

植物は、日光エネルギーを使い水と二酸化炭素でブドウ糖を生産し、分解して栄養分とします。

これが光合成です。

盆栽の多くの樹種は、陽樹(生育に最低限必要な光合成量が比較的多いタイプの樹木)が多く、年間と通じて太陽の光があたる場所が好ましく、仮に比較的日当たりがよくない場所でもせめて出来るだけ日光が当たるように配慮したいものです。

しかし、最近の夏季における日中の高温化の状況下では下記に注意する必要があります。

・葉灼け(はやけ)・・・光や熱で葉が変色、枯れる状態

・鉢の高温化・・・ 直射日光で、盆栽鉢が高温化して用土や根に悪影響を及ぼす

夏の対策として、日中に長い時間にわたり直射日光があたるところでは、遮光ネットやヨシズなどで遮光し葉灼けや鉢の高温化などを防ぐ必要があります。

​陽樹と陰樹

生育に最低限必要な光合成量が比較的多いタイプの樹木を陽樹、に対する要求性が比較的低い樹木のことを陰樹と呼びます。

この区分は、盆栽の育て方の参考にもなりますので、其々の主な樹種を記載します。

 陽樹・陰樹の区分は経験的なものが多く、学術的に明確な区分などを示した文献等が見当たらなかったため、

記載の内容について正確を保証するものではありません。あしからずご了承ください。

陰樹

ブナ アスナロ エゴノキ イチイ 

ガクアジサイ イヌツゲ イヌマキ 

トチノキ サカキ スギ ヒノキ 

センリョウ ナンテン ネズミモチ 

ヒイラギ  ヒイラギナンテン マサキ 

マンリョウ ヤブコウジ ヤブツバキ

陽樹

 

タチバナモドキ    イチョウ    アカマツアカメヤナギ    ツツジ    カラマツ    クロマツ
エノキ    ナワシログミ    マテバシイ  

カシワ   クリ   ケヤキ   コナラ    ヤナギ      
ネムノキ    ミズナラ   マユミ  ヤマザクラ

半陰樹

 

イタヤカエデ イヌシデ ウバメガシ 

ヒノキ カツラ ガマズミ コブシ 

クロガネモチ シモツケシャクナゲ 

ナナカマド ヒメシャラ チャノキ(茶)

マンサク ヒイラギ ムラサキシキブ 

ヒサカキ ヤマブキ ヤマモモ

ヤマボウシ ヤマモミジ レンゲツツジ

ゴヨウマツ

​光合成エネルギー

毎週月曜

午後4:30

物に限らず、すべての生物は、生命活動を維持するためにエネルギーを必要とします。

 

エネルギーは、炭素を含む物質、いわゆる炭水化物を分解することによって得られます。たとえば、動物では、他の生物を捕食することで炭水化物を摂取し、酸素を利用しながら分解してエネルギーを持つ物質アデノシン三リン酸(ATP)を生産します。

私たち人間も、他の生物を食べることでエネルギー生産のもととな炭水化物を摂取しています。一方で、植物は、光のエネルギーを使ってブドウ糖を生産することができます。

これが光合成です。植物は、大気中の二酸化炭素と水からブドウ糖を生産し、これを分解してエネルギーを生産します。

光合成は、植物細胞の中にある葉緑体で行われます。葉緑体には、光のエネルギーを捕らえる葉緑素と呼ばれる色素があり、光エネルギーを使って水を分解しながらATP を生み出します。そのATP を使って、二酸化炭素からブドウ糖を合成するのです。そのブドウ糖は動物と同様にミトコンドリアでATP を生産する原料となります。

植物の体はタンパク質、核酸、脂質などの有機物でできており、すべてに炭素が含まれています。エネルギー源となるほかに、これらの有機物をつくる際にも、植物は光合成で得られたブドウ糖を使用します。つまり、光合成は生命に必要なエネルギーを得るだけでなく、植物体を構成するうえでも非常に重要な機構なのです。

 

引用:植物工場ラボ